マンション西側ベランダの盆栽生活。
盆栽園・ショップ

田中農園(神奈川県川崎市中原区) 【盆栽園5】

田中農園さんって盆栽園?

神奈川県川崎市中原区にある田中農園さんの行ってきました。田中農園さんは、ホームページもなく、インターネットで調べても出てこないところですが、ここは盆栽園と言っていいのでしょうか。ここは所謂、盆栽業者さんで盆栽の素材を扱っているところです。また、盆栽を取引しているところは、一般人ではなく海外の盆栽業者(盆栽園など?)が主な取引相手らしく、7割8割にものぼるそうです。

私が田中農園さんを知ったのは、電車で線路沿いに盆栽をたくさん置いてある場所を発見し知りました。

販売

基本的には業者同士の取引のため販売はしていません。

盆栽園の様子

お庭

お庭には松柏盆栽と雑木盆栽を中心にかなりの数が並べられています。その数にして1000は優に超えているのではないかと思います。勝手な数え方ですが、かなりの数です。敷地内はご自宅のお庭になっており、そのお庭に盆栽が置かれています。

店内

ありません。

盆栽業者って?

私も盆栽の専門家でないので、この業界のことはまだまだ知らないことばかりです。盆栽は分業と聞きますが、種から育てる業者苗を育てる業者盆栽を作る盆栽園などなど分業として成り立っているようです。1つの盆栽園で一から盆栽を作り育てるところは今はほとんどないそうです。

私たちの様な盆栽愛好家とまで呼ばない人間(まだ愛好家にはなれていないと思っています)にとっては、盆栽がどこで売っているかすら知らないことの方が多いかと思います。また、盆栽園が近くにあっても入りにくい雰囲気だし、よほどの興味がないと訪問しないと思います。

話が逸れましたが、田中農園さんは盆栽の素材となる樹を育てている業者さんです。苗を買ってきて大きく育てて他の業者さんに売るといったことをしているそうです。そしてその取引相手が今は多くが海外というから驚きです。

今は外国人が盆栽を買っていく

田中農園さんに来るお客さんお7~8割は外国人だそうです。特に中国、イタリア、スペイン、台湾への輸出が多く、私が訪れた時もすでに庭にある6割の盆栽が海外へ行くことが決まっていたそうです。何百を数える数の盆栽達はすでに海外へ行くことが決まっていると聞いて、海外での盆栽の人気はすごいものだと思いました。海外では日本の盆栽は世界で一番と言われ、多くのバイヤーさんたちが訪れるそうです。田中農園さんでは、国内販売店もしているとは言いまが、今は海外が多いようです。

盆栽のことを教えてくれました

実生について

実生について色々と教えてくれました。盆栽の本当の面白さは実生にあると言っていました。「もみじの木性の良いものは種がつかない。いくら探してもない。葉っぱが小さく綺麗なものは種が付きにくく、外で探しに行っても4日に一回位しか出会えない。」と、色々な話をしてくれました。「逆に、葉っぱの大きいもので見た目が良いとは言えないものほど、種を多くつけることが多い」ようです。種を取るときは親の樹を見て選ぶと良いとのことでした。

ひめしゃら、中国柿、けやき、もみじ、黒松、杉、なんでも実種できるという。本当の楽しさはここにあると熱く話してくれました。

日本の盆栽について

日本には四季があるから木がこける。暖かい国では、一年中木が育つから木が上にそのまま伸びる。日本は四季があるおかげでこけのある木が育つと話してくれました。こけるとは、盆栽の用語で曲がりくねって、幹の下は太く、上にいくにつれて細くなることを言うそうで、コケ順が良いとも言ったりするそうです。
海外でも盆栽が盛んに作られていますが、今はまだ中国もまだ技術はないが、四季のある中国の地域で本格的に盆栽が育てられたら、日本は抜かれてしまうだろうと懸念していました。昼夜問わず熱心に勉強をしている彼らの姿には感心すると話していました。

本には書いていない技術がある。

本には書けない技術は人には教えないのだと言います。松、もみじ、けやきなどのメジャーな盆栽はみんなが作ってきたから、書物に沢山出ていますが、そうでない樹種は書物にはないそうです。メジャーなものは誰でも取り掛かりやすい。昔から多くの人が取りかかってきた。だからこそ、もう面白くないのだと言います。今は樹種が多くて面白いが、それだけ、やり方がまたわからないことの方が多い。たとえば、梅雨に挿し木をすることが一般的的だが、付かないものかは実は秋にやるとか。また、目が出る前に根が伸びるものもある。だから、少し早く植え付けないといけないのだとか。田中農園さんでは、色々とヒントを教えてくれました。