マンション西側ベランダの盆栽生活。
盆栽

黒松の実生

みう
みう
黒松は寺院や公園などどこにでもあります。なた、盆栽としても代表的な樹ですので、手軽に実生から始められると思います。

黒松を種から育てることで、いろいろな樹形に挑戦できます。また、ミニ盆栽に仕立てるには2,3年かかりますが、大きな盆栽を仕立てるより早く盆栽として楽しめます。

黒松の盆栽について

黒松の盆栽は樹齢数十年以上の立派なものから、4,5年で盆栽に仕立てられたものまでさまざまな楽しみ方ができます。

実生から育てる盆栽では2,3年のミニ盆栽にしても楽しめることもできます。私はミニ盆栽や小品盆栽を主に作っていますので、2年から5年くらいでできる盆栽を目指しています。

昭和記念公園の黒松

5年位の黒松の寄せ植え(お正月飾り)

黒松の実生

黒松の種の採取

松ぼっくりは10月頃から採取します。大きめのしっかりとしたものを採取します。

松の種は松ぼっくりの羽と羽の間に薄い羽がありますので、ピンセットなどでまっすぐ引っ張ります。取れた羽のもとに種が付いています

ピンセットで羽を取る

取れた種(羽が付いている)

黒松の種植え

種は羽が付いていますので、羽をこすって取ります。

手のひらでこする

種だけが残る

水に一晩浸す

水に沈んだ種だけを土にまきます。

用土は赤玉土単体でも、赤玉土7:砂3を配合したものでも大丈夫です。1㎝くらい土をかぶせておきます。種まき後は水を切らさないように春まで待ちます。

黒松の発芽

発芽の様子(4月初旬)

発芽後1週間~2週間ほどで葉が開きます。

黒松の軸切り芽挿し(実生挿し)

盆栽として仕立てるための第一歩が軸切り芽挿しです。

種を植えてから数年は何もせずに自然のまま大きくすることでも良いのですが、盆栽とし面白味のない樹になるかもしれません。後々の樹の立ち上がりや根張りのことを考えるとこの作業は欠かせません。

約1㎝で切る

水揚げをする(約1時間で良い)

発根剤を付けると発根率が上がる

植えたらタップリと水をやる

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黒松を盆栽に仕立てる

1年目

1年目はそのまま大きくします。

2年目

2年目でとても小さなミニ盆栽として楽しむことができますが、さらに大きくしたいときは曲づけをするなどしていきます。

2年目の3月頃に針金で曲づけをしてくねくね盆栽にします。その後も大きく伸ばして言います。将来、このくねくねが小さな盆差を大きな大木の様な味わいにしてくれます。

3年目以降

自分の仕立てたい大きさによって育て方を変えます。ミニ盆栽であれば3年目で十分鉢に合わせて楽しめます。

好きな大きさに近づいてきたら、葉がり、芽かき、芽切りなどの作業で盆栽として完成に載っていきます。

5年目の黒松

植替え後に枯れてしまいましたが、幹を太らせるためには大きく頭の枝を伸ばします。これを捨て枝というそうですが、何もせずに樹を伸ばしていきます。下の幹が大きく太ってきたら伸びた上の枝(捨て枝)を切り横の細い枝で枝を作っていくようになります。時間がかかる作業です。

黒松の作業

盆栽として小さくても大木観を出すには、基本的な作業が必要になります。必要に応じて作業を取り入れていきます。

葉がり、芽かき

11月~12月頃に行う作業です。

新葉を7~10枚残して、枝の下の方にある古い葉を抜いていきます。スッキリさせることで、翌年に新芽が育ちやすくなります。

その後翌年に大きくなる芽を2つ残して、不要な芽は取り除きます。

葉がり前

葉がり後

葉がり前(上から)

葉がり後(上から)

ミドリ摘み

3月~4月頃に新芽が伸びてきます。松ではこの新芽をミドリと言うそうです。

秋に芽かきをして2つの芽に残していますので、ミドリも2つ伸びてきます。ただ、ミドリの成長の強さに差がありますので、この差をなくして同じ大きさの芽(枝)をつくる作業がミドリ摘みです。

大きなく伸びたミドリを摘む

小さいミドリと同じ大きさにすることで、力が同じになります。これで完成ではありません。この後に芽切りの作業があって完成となります。

芽切り

6月~7月頃、春に伸びた新芽を基から切ります。

新芽を切ることで、小さな新芽を出させて小さな枝を作ることができます。芽切りをしたあと1か月で新芽が出てきます。新芽を2つ残します。

8月から出た新芽は11月頃までに成長が止まるので、小さな枝と葉になります。これが黒松盆栽を仕立てるために必要な作業です。これを黒松の短葉法というそうです。

芽切り前

芽切り後

みう
みう
成長記録は随時更新していきます。